デスメイカーなのに日常?最初の衝撃がすごかった件
「秘密法人デスメイカー(話売り)(単話)」。このタイトル見た時、正直「え、デスメイカー?!」ってなったよね。物騒な響きだなって。なのに、ジャンルが「日常」って書いてあるし。いやいや、デスメイカーの日常って一体どんなだよって、思わず二度見したのが僕の最初の反応だった。
作者は鰻田まあち先生。DMMさんで作品を見かけるたびに、いつも独特のセンスを感じてたから、今回もきっとただのバトル漫画じゃないんだろうな、とは薄々感じてたんだけど。ここまでジャンルのギャップをぶつけてくるとは思わなくて、正直度肝を抜かれたんだ。
想像の斜め上をいく「デスメイカー」の会社風景
で、実際に読んでみた感想なんだけどさ。正直、僕の想像の斜め上をいかれたっていうか、期待してたゴリゴリのダークファンタジーとか、裏社会のハードボイルド的なものとは全然違ってた。というか、日常感が半端ないんだよ、これが。デスメイカーってくらいだから、もっとこう、血生臭い話とか、非情な描写が続くのかと思いきや、出てくるのはなんていうか、妙に現実的な「会社」の風景だった。
社員がいたり、部署があったり、会議があったり、みたいな。これが、僕には逆に衝撃だったな。殺しのプロ集団なのに、やってることはサラリーマンと大差ない?みたいな。このシュールさが、もうたまらないんだよね。真顔でとんでもないことを話してる社員とか、上司とのやり取りとか、いちいちクスッとくるんだ。鰻田先生、この設定よく思いついたなあって、正直感心したよ。
キャラクターもね、変にカッコつけたりしてなくて、みんなそれぞれ人間味があるんだ。例えば、任務でちょっと疲れてる人とか、自分の仕事に疑問を感じてる人とか。普通に同僚と飯行ったりしてるシーンとかもあるしね。デスメイカーって職業なのに、妙に親近感湧くんだよ。この違和感が面白い。まさに「日常」ってジャンルを完璧に体現してる、というか、むしろその「日常」が奇妙だから面白い、みたいな。
鰻田まあち先生が描く、淡々とした非日常感
一話完結(というか単話)だからこそ、この「デスメイカーの日常」の切り取り方が絶妙なんだよなあ。深くストーリーを追うわけじゃなく、ある一点の光景をパッと見せられて、その異質さに「フフッ」ってなる。これは新しい読書体験だった。なんていうか、一言で表すなら「妙にクセになる」って感じかな。最高に面白い!って大声で叫ぶような熱い展開があるわけじゃないんだけど、読後になんかジワジワくるんだよね。悪くない、むしろ好き。
鰻田まあち先生の絵柄も、この独特の世界観にすごく合ってるんだ。変にデフォルメしすぎず、かといってリアルすぎず、日常に潜む非日常感をうまく表現してる。特にキャラクターの表情、なんかね、良い意味で「無」な感じが、デスメイカーの日常の悲哀というか、淡々とした感じを出してる気がする。このバランスが本当に良い。
惜しかった点と、それでも「悪くない」と言える理由
ただ、単話だからこその悩みもあるんだよね。この設定で、もっといろんな部署とか、デスメイカー社の組織図とか、社員一人一人のバックグラウンドとか、正直、深掘りしてほしかったなあって思った。だって、こんな面白い会社、もっと見たいじゃん?一話じゃ物足りないと感じるのは、それだけ作品の世界観に引き込まれた証拠でもあるんだけど、もう少しその深淵を覗きたかったな。
あのオチもね、最初は「え、これで終わり?」って一瞬拍子抜けしたんだけど、よくよく考えたら、それが一番「日常」っぽいオチなのかもって思えてきて。妙なリアリティを追求してるのかもしれないな。だから、蛇足だとは全く思わない。むしろ、あのドライさがこの作品の持ち味なんだと思う。読者の期待をいい意味で裏切りつつ、独特の余韻を残す感じ。この潔さ、僕は結構好きだ。
「秘密法人デスメイカー(話売り)(単話)」は新感覚の日常だ
いやー、もう「秘密法人デスメイカー(話売り)(単話)」は、僕の中では「日常系シュールコメディ」ってジャンルで殿堂入りしそうだよ。デスメイカーって響きに惹かれて、でもジャンルが日常で、って首を傾げたそこのあなた。正直、ちょっとでも気になったなら読んでみてほしい。多分、あなたの想像する「デスメイカー」のイメージは、良い意味で裏切られるから。
そして、妙に人間臭い彼らの日常に、きっとあなたも「悪くない」って思うはず。この一話は、まさに「鰻田まあちワールド」の凝縮版って感じ。深く考えずに、ただただそのシュールさを楽しむのが一番だと思う。正直、また次の単話も出てほしいなって、ひっそり願ってるよ。鰻田先生、この路線、ぜひ続けてほしいな。デスメイカーの次なる「日常」を楽しみにしてるから!
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