元勇者、まさかの敵は自分!?爆笑異世界召喚!
いやー、これ、正直やられたな、と思いました。異世界召喚ものって、もう数えきれないほど出てますけど、まさか「自分の黒歴史を自分で抹消しに行く」っていうコンセプトで来るとはね。斜め上というか、むしろ真下からえぐられた気分です。今回ご紹介するのは、かつて世界を救った勇者が、今度は「屍王」として過去の自分と対峙するという、なんとも業の深い物語。その名も『屍王の帰還』。もうタイトルからして厨二病の香りがプンプンするじゃないですか。最高かよ。
厨二病、それは普遍のテーマ
誰もが一度は通る道、それが厨二病。え?通ってない?いやいや、そんなはずはない。心の中で何か壮大な設定を妄想したり、ノートの隅に意味不明な紋章を描いたり、夜な夜なポエムを書き綴ったり……。多かれ少なかれ、きっと皆経験があるはずです。この作品の主人公は、その厨二病を「過去の自分」として、しかも世界を脅かす存在として突きつけられるわけです。この設定を聞いた時、思わず膝を打ちましたね。「そこに目をつけたか!」と。
かつて勇者として世界を救った彼が、まさか自分が昔ノリと勢いで作り上げた「秘密結社」が、時を経て本当に世界を滅ぼしかねない組織になっているなんて。これはもう、笑うしかないですよね。自分が生み出した闇の組織を、今度は自分が「屍王」として倒しに行く。この自作自演感がたまらない。しかも、その組織のメンバーが、かつての自分が考えたような、いかにも厨二病全開な設定を真顔で語り出すんですよ?想像するだけでニヤニヤが止まりません。
元勇者、その意外な魅力
主人公は、かつて世界を救った輝かしい勇者。でも、今の彼は「屍王」と名乗っています。このギャップが、まず面白い。勇者としての圧倒的な実力は健在なのに、やっていることは「自分の尻拭い」。この情けないというか、人間臭いところが、彼の最大の魅力だと思います。自分自身が作り出した黒歴史に振り回される姿は、どこか共感を覚えるんですよね。
例えば、過去の自分が考案した壮大すぎる世界征服計画を目の当たりにして、呆れつつも「あー、これ、俺が考えたんだよなー」って内心ツッコミを入れてる姿とか。でも、結局は世界を救うために動かざるを得ない。この「仕方なく」感が、彼の行動すべてを予測不能なものにしている。真面目にふざけている、というか、ふざけているようで真剣。この絶妙なバランス感覚が、読んでいて本当に飽きさせません。かつての部下や、自分の厨二病に感化されてしまった者たちとの再会シーンは、一体どんなカオスが繰り広げられるのか。期待しかありませんよね。
爆笑必至の「自作自演」冒険活劇
この作品の醍醐味は、やはり「自分が作った敵を自分で倒しに行く」という、この世の理不尽を凝縮したようなシチュエーションに尽きるでしょう。過去の自分を「イタい」と感じつつも、本気で世界を救うために奮闘する主人公の姿は、読者の笑いのツボを的確に刺激してきます。
厨二病設定が現実となって立ちはだかる敵キャラクターたち。彼らが発する大仰なセリフの数々。そして、それらを冷静に、しかし容赦なく叩き潰していく屍王(元勇者)の姿。この一連の流れが、もう抱腹絶倒なんですよ。普通なら「何言ってんだコイツ?」で終わるようなセリフも、かつて自分が生み出した設定だと思うと、妙な説得力があるような、ないような。いや、やっぱりないか。でも、そこがいいんです。
「よくこんなバカなこと思いついたな!」と感嘆してしまうような、奇想天外な展開が次々と繰り広げられます。シリアスなバトルシーンの合間に挟まれる、主人公の内心のツッコミや、過去の自分への嫌悪感。この緩急のつけ方が絶妙で、ページをめくる手が止まりません。正直、この手の作品は「設定勝ち」で終わってしまうことも少なくないんですが、この作品はちゃんと物語として面白い。そこが素晴らしい。
こんな人には響くはず
異世界転生や召喚ものって、最近は本当にたくさんありますよね。正直、ちょっとマンネリ気味だと感じている人もいるんじゃないでしょうか。そんな人にこそ、この『屍王の帰還』は刺さるはずです。ありきたりな設定に飽き飽きしているなら、この「黒歴史抹消ミッション」は新鮮に映るでしょう。
奇抜な設定でとにかく笑いたい、という人にも悪くない。理屈じゃない笑い、というか、思わず吹き出してしまうようなユーモアが満載です。そして、かつて厨二病を患った経験がある人、あるいは今も心の中に厨二心を秘めている人なら、主人公の葛藤や過去の自分との対峙に、きっと他人事とは思えない感覚を覚えるはず。いや、むしろ「俺も昔、あんなこと考えてたな…」と、ちょっと恥ずかしくなるかもしれませんね。そういう意味では、自分自身の黒歴史と向き合うきっかけになる作品、とも言えるかもしれません。
シリアスなバトル展開と、爆笑必至のギャグが絶妙なバランスで混在しているのも魅力です。ただのコメディで終わらず、ちゃんと物語としての熱さも感じさせてくれる。元勇者の「その後」が気になる人も、この作品でなら、きっと満足できるはずです。勇者としての栄光だけでなく、その後の「人間臭い」生活、そしてまさかの展開に、きっと引き込まれるでしょう。
まとめ
『屍王の帰還』は、王道ファンタジーの要素を基盤にしつつも、そこに爆笑必至のコメディ、そして主人公の過去と現在が複雑に絡み合う人間ドラマが融合した、まさに唯一無二の作品です。「元勇者の黒歴史」が世界を揺るがす危機となる、この前代未聞の物語は、読む者を飽きさせません。私はこれを読んで、自分の過去の黒歴史を思い出して、ちょっと顔が赤くなりました。でも、それも含めて楽しかったです。ぜひ、この奇妙で魅力的な世界を体験してみてください。
\ お得に読むならこちら /
DMMブックスで読む
Amazon(Kindle)で探す
楽天Koboで探す


コメント