「ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」異世界と現世が交差する面白さ!

ファンタジー

異世界vs自衛隊、このごちゃ混ぜ感、嫌いじゃない「ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」

いやー、「ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」ですよ。タイトルだけでちょっとワクワクしませんか? 正直、初めてこの漫画のタイトルを見た時、「うわ、直球すぎだろ!」って思いましたね。でも、その直球さが逆に潔くて、妙に惹きつけられたのを覚えています。内容はもっと直球でしたけどね。

銀座に突如現れた「門(ゲート)」から異世界の軍勢が攻めてくるって、まずその設定がずるい。僕、こういう現代兵器とファンタジーの衝突って大好物なんですけど、これはその中でもかなり上位に入るんじゃないかな。自衛隊が異世界に派遣されるって話で、僕らの知ってる兵器がドラゴンとかエルフ相手にどう戦うのか、もうその一点でご飯三杯いけますよ。

最初の侵攻シーン、正直けっこうエグかったですよね。いきなりファンタジー世界からモンスターが襲いかかってきて、銀座が地獄絵図になる。あの描写は、けっこう容赦なくて、「ああ、これはガチなんだな」って背筋がゾッとしました。でも、そこからの自衛隊の反撃がまた痺れるんですよ。近代兵器の圧倒的な火力で、異世界の軍勢を蹴散らしていく様は、僕の中で「こういうのが見たかったんだ!」って感じで、思わずガッツポーズでしたね。

ファンタジー世界の「常識」と自衛隊の「非常識」がぶつかる面白さ

異世界に行った自衛隊の行動も、いちいち面白いんです。向こうの人たちから見たら、きっと自衛隊ってとんでもない魔法使い集団に見えるんだろうなって。機関銃の連射とか、戦車の砲撃とか、ファンタジー世界にはない概念だから、もう理解不能でしょうね。そこに僕はニヤニヤしっぱなしでした。というか、普通に考えたら絶望的な状況なのに、自衛隊員たちが意外と適応力高くて、サバイバル能力も高いのがすごい。

主人公の伊丹耀司(いたみようじ)が、ただのオタク自衛官っていうのも、個人的にはすごく親近感湧きます。最初はちょっと頼りない感じなんだけど、いざとなるとやっぱり自衛官なんですよね。彼が異世界で出会うエルフのテュカや魔女のレレイ、そして皇女のピニャたちとの交流も、この作品の大きな魅力。特にテュカとか、見た目とのギャップがあって、その繊細さが物語に深みを与えてるなって思いました。彼女の過去とか、けっこう重かったりするんですけど、そこを伊丹がどう乗り越えさせていくのか、気になっちゃいます。

ただ、一つ惜しいなと思ったのが、異世界側の政治描写。どうしても自衛隊側の視点から描かれることが多いから、異世界側の「国」とか「文化」とか、もっと深掘りしてほしかったな、と。もちろん、ちゃんと描かれてはいるんですけど、自衛隊の圧倒的な技術力の前に、ちょっと霞んで見えちゃう部分もあって。もう少し彼らの葛藤とか、伝統的な価値観が近代兵器と出会った時の衝撃みたいなのを、じっくりと見たかった気もします。

人間ドラマと異世界観光気分、そしてちょっとした違和感

異世界での出来事が、単なる戦闘で終わらないのがこの作品の良いところ。自衛隊が異世界の災害救助をしたり、文化交流をしたりする中で、いろんな価値観がぶつかり合うんですよ。それがすごく興味深くて、ファンタジーの世界観に「現実」が入り込むと、こんなにもリアリティが増すんだなって感心しました。僕も自衛隊と一緒に異世界観光気分を味わってる感じでしたね。

あと、異世界の住民たち、特に亜人種たちの描写も、悪くないんですよ。エルフやドワーフ、獣人たち。彼らの文化や生き様が、自衛隊との接触によってどう変わっていくのか、それを見るのが面白かった。でも、たまに「ん?」って思うような、ちょっとご都合主義っぽい展開もあったりして、そこは正直、微妙なラインでした。ストーリーの都合上仕方ないのかもしれないけど、もうちょっと説得力が欲しかったな、なんて思ったりもします。

異世界での自衛隊の振る舞いに関しても、個人的にはもうちょっとリアルな描写があってもよかったかなと。もちろん、漫画だからエンタメ優先なのはわかるんですけど、どうしても「自衛隊すげー!」ってなりがちで。実際のところ、もっと泥臭い部分とか、葛藤とか、あったんじゃないかなって妄想しちゃいますね。例えば、異世界の人たちの生活を根底から変えてしまうことへの倫理観とか、そういう描写がもう一歩踏み込まれていたら、さらに深みが出たように感じます。

「ゲート」が拓く未来と僕の妄想

「ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」は、異世界ファンタジーとミリタリー要素が絶妙にブレンドされた作品。自衛隊の持つ最新兵器が、魔法や剣の世界で暴れるっていう、まさに男の子のロマンが詰まってます。そして、その裏には異世界の人々との交流や、異なる文化が理解し合う難しさ、みたいなテーマもちゃんとある。だから、単なるドンパチ漫画じゃないんです。まあ、ドンパチも最高に面白いんですけどね。

読んでいて思ったのは、「もし本当にゲートが開いたらどうなるんだろう?」ってこと。漫画の中では、自衛隊がかなりうまく立ち回っているけど、現実だったらもっと混乱するだろうな、とか。いや、でも自衛隊なら、やっぱりこういう風に規律正しく行動するのかな、とか。いろんな妄想が膨らんで、それがまた楽しいんですよね。竿尾悟先生の描くミリタリー描写も結構細かくて、その辺も個人的には大満足でした。

この作品を読んで、「ファンタジーってやっぱりいいな」って再認識しました。しかも、そこに現実の要素が混ざることで、より想像力を掻き立てられる。最初はタイトルからくる勢いだけで読み始めたんですけど、読み進めるうちに、ちゃんと登場人物たちに感情移入して、彼らの行く末を応援している自分がいました。異世界ファンタジー好きはもちろん、ミリタリー好きにも、一度は手に取ってほしい作品ですよ。ただし、あくまで個人的な感想としては、もう少し異世界側の描写に重きを置いても良かったんじゃないかな、というのが僕の正直な意見です。

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