「裏ヤニ」付き!スーパーの裏でヤニ吸うふたり 3巻特装版レビュー

ヒューマンドラマ

ついに来た!スーパーの裏でヤニ吸うふたり 3巻特装版

いやー、待ってたんですよ、この日を! 地主先生の『スーパーの裏でヤニ吸うふたり 3巻特装版 小冊子「裏ヤニ」付き』が、やっと我が家にやってきました。正直、届いた瞬間はニヤニヤが止まりませんでしたね。この作品は、僕にとって週の疲れを癒してくれる栄養ドリンクみたいなもんでして。特に今回は特装版、しかも小冊子「裏ヤニ」付きとあって、期待値は天井知らずでした。

このマンガ、読んでない人は損してるんじゃないかなって密かに思ってるんですけど、日常のほんの些細な瞬間が、いかに愛おしいか、じんわりと教えてくれるんですよね。スーパーのベテランパートタイマー佐々木さんと、そのスーパーの裏手で一服するOL山田さん。ただそれだけのシンプルな設定なのに、二人の会話や間の取り方が、もう最高なんですよ。

本編3巻で佐々木と山田の関係はどうなった?

さて、本編の3巻ですが、これはもう、二人の関係が一段と深まった巻でしたね。なんていうか、これまで喫煙所で交わされるちょっとした会話がメインだったのが、少しずつ、お互いのプライベートな部分に触れていく感じがして。僕なんかは、読んでて「ああ、この二人、いいなぁ」って、何度思ったことか。正直、前巻までで「これはもう付き合うしかないでしょ!」とか勝手に一人で盛り上がってたんですけど、今回はそれ以上に「あ、こういう進展の仕方もあるんだ」って、ちょっと意外な角度から心の距離が縮まっていくのを見せつけられました。

特に印象的だったのは、佐々木さんの少し戸惑ったような表情と、それに対する山田さんの変わらないようで、でも確実に佐々木さんを気にしている様子。このあたりの心の機微というか、言葉にならない感情のやり取りが、地主先生は本当に上手いんですよね。セリフ一つ一つが、すごくリアルに響いてくるんです。正直、この描写は、僕の心をかなり揺さぶられました。思わず「わかる…!」って声が出ちゃったくらいです。

ただ、一つだけ惜しかった点というか、僕個人の好みとしては、もう少しだけ直接的な感情表現があっても良かったのかな、とも思いました。もちろん、この作品の魅力は「間」にあるのは重々承知なんですけどね。でも、それはあくまで個人的な願望であって、この「ヤニ吸うふたり」らしさは全く損なわれていないんですけどね。むしろ、その距離感が心地良い、という人もいるでしょうし。

小冊子「裏ヤニ」の衝撃!裏側まで味わい尽くす

そして、今回の目玉!小冊子「裏ヤニ」ですよ。もう、これがね、想像以上にボリュームがあって、読み応え抜群でした。てっきり、ちょっとしたおまけ程度のものかな、なんて最初は正直思ってたんですけど、とんでもない。がっつり本編を補完するような、キャラクターの深掘りや、本編では語られなかったエピソードが満載で、読み終わった時には「これ、もう一本の短編集じゃん!」って感動しました。

山田さんの普段の生活の一コマだったり、佐々木さんのスーパーでの別の顔だったり、あるいは二人の出会いに関するちょっとした秘話だったり。なんていうか、本編を読んで「もっとこの二人のことが知りたい!」って思った読者の渇望を、ガッツリ満たしてくれる内容だったんです。特に、あるキャラクターの過去に触れたエピソードは、思わず「そこまで描くか!」って声が出ちゃいましたね。あの瞬間、この特装版を買って本当に良かった、って心底思いました。

しかも、地主先生の描き下ろしイラストとか、ちょっとした制作秘話的なコラムもあって、これがまたファン心をくすぐるんです。作者さんの作品に対する愛情が、ひしひしと伝わってきましたね。正直、僕が今まで読んできた特装版の小冊子の中でも、かなり上位に入る満足度でした。これはもう、ファンアイテムというよりは、本編の延長線上にある、重要なピースと言ってもいいんじゃないでしょうか。いや、まさに「裏ヤニ」という名の通り、本編の裏側を深掘りしてくれる、そんな内容でした。

「スーパーの裏でヤニ吸うふたり」という作品の魅力と今後

この作品の魅力って、やっぱり「日常の中の非日常」というか、ささやかな心の触れ合いにあるんですよね。タバコという、少し煙たいけれど、その行為自体が持つ独特のリラックスした空間が、二人の関係を育む舞台になっているのが本当に良い。こういう、過剰なドラマティックさはないけれど、確実に心に染み入る作品って、なかなか出会えないものです。

3巻を読んで、そして「裏ヤニ」を読んで、改めてこの作品のファンでよかったな、と思いました。佐々木さんと山田さんの関係が、この先どうなっていくのか、正直かなり気になります。このまま穏やかに、でも確実に距離を縮めていくのか、それとも何か大きな出来事が起こるのか。個人的には、今のペースでじんわりと進んでいくのも悪くないと思っています。急展開を望む声もあるかもしれませんが、この作品は、その「焦らされる感じ」もまた、魅力の一つかな、と。焦れったいけど、それがいい。そんな温度感が好きなんですよね。

今回の特装版は、ただ単に本編の続きが読めるだけでなく、小冊子「裏ヤニ」があることで、作品世界をより深く、多角的に楽しめる内容になっていました。僕は基本的に単行本派なので、こうしてじっくりと作品を味わえるのは本当に嬉しいですね。読み終えた後も、心に温かいものが残る、そんな素敵な読書体験でした。次回作も、もう今から楽しみで仕方ありません。地主先生、本当にありがとうございます。

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