『勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う』を読んだ率直な感想

ファンタジー

テンプレかと思いきや…? ビーストテイマー、レインの不遇な始まり

正直、最初このタイトルを見た時、また『追放系』か…って思ったんですよ。流行りまくってるし、もうお腹いっぱいかなー、なんて少し斜に構えてたのは認めます。でも、これが意外と侮れないんですよね。深山鈴先生の描く『勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う』。今回はこの作品について、僕が感じたことを率直に語っていきますね。

主人公のレインは、その名の通りビーストテイマー。モンスターを仲間にする能力を持っているんですが、勇者パーティーでは「役立たず」と蔑まれ、挙句の果てには追放されちゃうんです。もうね、この手の始まり方はお約束中のド定番。パーティーメンバーからのひどい仕打ちとか、理不尽な評価とか、読む前は「どうせまたか」って思ってたんですけど、意外とレインの葛藤がちゃんと描かれてて、感情移入しやすいんですよ。無能呼ばわりされても、どこかで希望を捨てきれない感じとか、見ててちょっと胸が締め付けられるんですよね。それでも健気に頑張ろうとする姿は、悪くないというか、むしろ好感が持てました。

追放後の出会い、カナデの衝撃とモフモフの癒し

パーティーを追放されて、一人で森を彷徨うレイン。普通なら絶望の淵に突き落とされてもおかしくない状況なのに、そこで彼が出会うのが、最強種の猫耳少女・カナデなんですよ! いやもう、このカナデが本当に可愛い! モフモフの猫耳に、時々見せる気まぐれな仕草。でも、その見た目からは想像できないくらい強靭な力を持っていて、レインがピンチの時は躊躇なく助けてくれるんです。このギャップがたまらないんですよね。

最初はレインに対して警戒心丸出しだったカナデが、彼の人柄に触れて徐々に心を開いていく過程も丁寧に描かれてて、思わずニヤニヤしちゃいましたね。というか、この作品のキモは、このカナデとの出会いから始まる、レインの真の能力開花と、何より「癒し」だと思うんですよ。追放されて傷ついたレインの心が、カナデの無垢な可愛さと強さで癒されていく。僕も読んでて、「あー、わかる、このモフモフ感」って勝手に共感してました。

ビーストテイマーの真価と新しい仲間たち

カナデとの出会いをきっかけに、レインのビーストテイマーとしての能力が実はとんでもないものだった、という事実が判明します。これぞ「ざまぁ」系の醍醐味ですよね! 勇者パーティーにいた頃は、その能力を正しく評価されなかったり、封じられていたりしたわけですが、カナデという最強の「相棒」を得たことで、レインの真の力が解放されていくんですよ。

そして、カナデだけじゃないんです。他にも色々な、これまた可愛い(そして強い)仲間たちと出会っていくんですよね。スライムのタニアとか、妖狐のルナとか、みんな個性的で魅力的なんですよ。それぞれに過去があって、レインと出会うことで新しい居場所を見つけていく。新しいパーティーが結成されていく過程は、見ててめちゃくちゃ爽快でしたね。彼らが力を合わせて強敵に立ち向かうシーンは、思わず「レイン、やってやったな!」って心の中で叫んじゃいましたもん。

過去の精算と、ぶっちゃけどうだったか

当然ながら、追放した元の勇者パーティーとの再会もあります。レインを無能と罵り、追放した彼らが、カナデをはじめとする最強の仲間を率いるレインを見て、どう反応するのか。正直、この「ざまぁ」パートが結構楽しみだったんですよ。彼らが後悔する顔とか、呆然とする姿とか、見ててスカッとしましたね。ただ、個人的には、もう少し元のパーティーが徹底的に痛い目を見ても良かったかな、って気もします。なんか、想像してたよりあっさりだったというか、そこはもうちょっと盛り上げてもよかったんじゃない? っていうのが正直な感想です。

物語全体のテンポはすごく良くて、サクサク読めるのは高評価ポイント。変に引っ張ることもなく、次の展開が気になるように作られているのはさすがですね。でも、たまーに、キャラクターの心情描写がもう少し深掘りされても良かったかな、って思う瞬間も。特にレインが過去のパーティーへの怒りとか、諦めきれない気持ちをどう乗り越えていくのか、その辺りはもう少し掘り下げの余地があったんじゃないかな、なんて思ったりもしましたね。

総評:期待を良い意味で裏切られた作品

『勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う』は、確かに王道の「追放系」のフォーマットに乗っかっています。でも、その中に「最強の仲間との出会い」や「モフモフの癒し」といった要素がしっかりと組み込まれていて、単なるテンプレで終わらない魅力を持っている作品だと思いました。主人公が理不尽な状況から這い上がり、本当の居場所と力を手に入れていく姿は、読んでて応援したくなります。それに、何よりもカナデをはじめとする可愛い(そして強い)仲間たちの存在が、作品に彩りを加えていますね。

確かに「もっとここがこうだったらなー」って思う点も少しはあったけど、全体的には「悪くない」どころか「かなり好き」って言えるレベルでした。特に、可愛い動物系のキャラが好きな人や、理不尽を乗り越えて主人公が成長していく物語が好きな人には、結構刺さるんじゃないでしょうか。僕も次巻がどうなるのか、今から楽しみにしてます。

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