このタイトル、情報量オーバー過ぎてヤバくない?
マジで初めてこのタイトル「双子の妹に殺された姉、二度目の人生は初恋のイケおじ王弟にフルベットします!」を見た時、正直、「え、これ一体どういうこと!?」ってなりました。長っ!ってのもあるけど、その内容の衝撃度たるや。双子の妹に殺されるって時点で胃がキリキリするのに、二度目の人生で「初恋のイケおじ王弟にフルベット」って、もう、なんか、すべてがぶっ飛んでる!
このパンチの効いたタイトルに惹かれて、私もまんまと読んでみたわけなんだけど、いやー、これはなかなかの曲者でしたね。まず、ジャンルがSFってところが面白い。転生とか復讐とか恋愛とか、盛りだくさんなのにSFまで絡んでくるって、欲張りすぎだろ!って最初は思ったんです。でも、そのSF要素が、物語に独特の風味を加えてるんだよな。なんか、ある意味で「これSFじゃなくても良くね?」って思う瞬間もなきにしもあらずなんだけど、その「あえてSF」感が妙にクセになるというか。なんていうか、頭の中で「いや、これSFだから!」って言い訳しつつ、いろんな展開を飲み込ませようとしてくる感じが、逆に清々しいというか。
「フルベット」に込められた主人公の覚悟が半端ない
物語の導入からして、なかなかヘビーですよ。まさか実の妹に命を奪われるなんて。それがもう悲惨というか、やるせない気持ちになるんだけど、そこから始まる二度目の人生での主人公の覚悟が、本当に半端ない。普通の転生モノだったら、大体は過去の因縁を清算しようとしたり、妹への復讐を誓ったり、あるいは殺されないように慎重になったりするじゃないですか。
でも、この主人公は違う。「もう過去はいい、私は私の幸せに突っ走る!」みたいな、その突き抜けた決意に、思わず「まじかよ、最高じゃん!」って声が出ましたね。特に「初恋のイケおじ王弟にフルベットします!」っていう言葉。これ、単なる「初恋の人と結ばれたい」ってラブコメ展開じゃないんですよ。文字通り、自分の人生の全てを、その王弟という存在に賭ける、っていう強い意志を感じる。
正直、その「フルベット」っていう表現が、この作品の核を成してると思う。主人公の行動原理がめちゃくちゃシンプルで、目標に向かって一直線だから、変な迷いや葛藤があんまりないんですよね。だから、読んでてストレスが少ないし、テンポも良い。個人的には、こういう「迷わず進む主人公」って、読んでてめちゃくちゃ気持ちいいから、そこはかなり高評価ポイントでした。
イケおじ王弟の魅力と、SF要素の微妙なバランス
そして、もう一つの主役とも言えるのが、初恋の相手であるイケおじ王弟ですよ。彼がまたね、なんか、こう、大人の魅力がダダ漏れなんですよ。年上キャラとの恋愛って、守られてる感もあるし、でも主人公もただの「か弱いヒロイン」じゃないから、攻守交代のバランスが絶妙で。王弟の背景とか、彼がどういう立ち位置で、主人公の「フルベット」にどう応えていくのか、そこも物語をグイグイ引っ張っていく要素になってる。
ただ、言っちゃ悪いけど、この「SF」ジャンルってところが、個人的にはちょっと引っかかったりもしたんです。確かに、物語の根幹に「時間」とか「記憶」とか、そういうSF的な要素が絡んでくるんですけど、それが常に前面に出てるかというと、そうでもない。なんか、たまに「あ、そういえばSFだったな」って思い出すような場面もあって、もう少しSF的な仕掛けが物語全体にガッツリ絡んでくると、より深い読みごたえがあったんじゃないかな、って感じました。悪くはないんだけど、SFと聞いて期待するような、ガチガチの科学考証とか、複雑な世界観設定みたいなものは、ちょっと控えめだったというか。でも、それが逆に、SF初心者でも読みやすいバランスになってるのかもしれない、とも思いましたね。
妹との因縁、そして物語の勢い
双子の妹の存在は、やっぱり物語の影を落とします。殺された側からしたら、その存在をどう消化するのか、かなり大きな問題じゃないですか。主人公が二度目の人生で「フルベット」を選んだのは、ある意味で妹との因縁を断ち切るため、あるいは違う形で決着をつけるため、とも取れるんですよね。
妹関連の描写は、あんまりウェットになりすぎると、主人公の「フルベット」の勢いが削がれちゃうから、そのあたりのバランスは作者さんも結構気を使ったんじゃないかな、って勝手に推測してます。私としては、もっと深く掘り下げても良かったかな、って思う部分もあったし、いや、このくらいがちょうどいい塩梅なのかな、って思ったり、色々考えさせられました。でも、結局は主人公が自分の道を切り開いていく姿がメインなので、そのへんは良い意味で割り切って読んでいける。
全体的に、物語のテンポはかなり良いです。主人公が「こうする!」って決めたら、それに合わせて展開がサクサク進むから、飽きずに読めました。ただ、たまに「これ、ちょっと急展開すぎない?もっと心理描写とか入れてもいいのに」って感じる部分もあったり。でも、それがこの作品の持ち味というか、ぶっ飛んだ魅力に繋がってるんだよね。なんか、理屈で考えるより、勢いに乗っかって楽しむのが正解みたいな。
なんだかんだ言って、この作品が刺さる人にはとことん刺さる!
正直なところ、完璧な作品かと言われると、個人的には惜しいなーって感じる点もいくつかありました。SF要素の扱い方だったり、特定のキャラクターの掘り下げだったり。でも、この「双子の妹に殺された姉、二度目の人生は初恋のイケおじ王弟にフルベットします!」が持つ独特のノリと、主人公の突き抜けた行動力は、本当に他にない魅力だと思うんですよ。
タイトル通りの展開がちゃんと描かれていて、期待を裏切らない。なんか、スカッとしたい時とか、ひたすら前向きなエネルギーが欲しい時に読むと、めちゃくちゃ元気もらえるんじゃないかな。いや、マジで。細かいこと気にせず、主人公の生き様にグイグイ引っ張られていきたい人には、きっとハマるはずです。なんか、自分も「フルベット」したくなったもんね、何かに。
とにかく、このタイトルにビビッと来たあなたは、読んで損はないと思いますよ。ちょっと斜に構えてるそこのあなたも、たまにはこういう、どストレートな作品でスカッとしてみたら?私的には、なんだかんだ言って、読み終わった後の爽快感は悪くなかったですよ。なにより、この強烈なタイトルが、もうそれだけで一つの作品みたいなもんだから、すごい。
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