「魔力チートな魔女になりました〜創造魔法で気ままな異世界生活〜」を読んでみた正直な感想
最近、巷でよく見かける「魔力チートな魔女になりました〜創造魔法で気ままな異世界生活〜」。いやー、タイトルが長い! 長すぎて覚えられない! でも、この長大なタイトルに惹かれちゃって、結局手にとってしまったんですよね、私。だって「魔女」「チート」「創造魔法」「気ままな異世界生活」ですよ? 好きなワードが詰まりすぎてて、もう期待しかないじゃないですか。
正直なところ、読み始める前は「またチート系かぁ、どうせご都合主義でしょ?」って半信半疑だったんです。でも、ページをめくって読み進めていくうちに、これが意外と……いや、結構アリ!ってなっちゃって。なんだかんだで最後まで読んでしまいましたね。この作品、独特の空気感があるというか、良い意味で力が抜けるんですよね。肩ひじ張らずに読める、そんな印象でした。
創造魔法って、何がどこまでできるんだ!?
この物語の肝、それは主人公が持つ「創造魔法」。これ、もうチート中のチート能力ですよ。なんでも作れちゃうって、それもう神様じゃない?ってレベル。最初は「え、これで本当に面白い展開になるの?」って疑問に思ったんです。だって、困難が起きても魔法でサッと解決できちゃうんじゃないの、と。実際、読んでいて「あ、これもう解決しちゃうな」って場面は結構ありました。
でも、そこが意外とこの作品の魅力だったりするんですよね。ピンチをどう切り抜けるか、というよりは、主人公がそのチート能力でどんなものを生み出し、どんな「気ままな」生活を送るのか。そこを楽しむ作品なんだな、と気づいたあたりから、俄然面白くなってきた。このシーン、思わず「そんなもんまで作れちゃうの!?」って声が出そうになりましたもん。例えば、ちょっとした生活用品から、まさかのあのアイテムまで…。ネタバレになるから詳しくは言えないけど、その発想力が地味にツボでした。
主人公、ちょっと人間離れしすぎでは?
主人公の魔女、彼女のキャラクターもなかなか強烈でした。魔力チートなだけあって、もう達観してるというか、どこか人間離れした視点を持ってるんですよね。良く言えば泰然自若、悪く言えばちょっと感情の起伏が少ないかな、と感じる場面も正直ありました。もっと喜んだり怒ったりするシーンがあっても、キャラに厚みが出たのにな、というのが私の個人的な感想です。
でも、その「達観っぷり」が、逆に彼女の魅力を引き出しているのかもしれません。細かいことに動じず、自分のペースで異世界生活を満喫する姿は、見ていて清々しいというか、ストレスフリー。現代社会のしがらみに疲れた身としては、ああいう生き方、ちょっと憧れちゃいますよね。だから、感情移入がしにくい、というわけでもなくて、一種の理想像を見ているような感覚でした。
ストーリーは、気ままに流れる小川のよう
さて、ストーリー展開についてですが、正直言ってめちゃくちゃ大きな事件が次々と起こるような、劇的な展開を期待すると、ちょっと物足りなく感じるかもしれません。この作品、タイトル通り「気ままな異世界生活」をテーマにしているので、物語もゆったりと流れていく感じです。だから、サスペンスや手に汗握るバトルを求める人には、もしかしたら「うーん、微妙?」ってなるかも。
でも、そこがいいんです! 日常の些細な出来事や、創造魔法を使って生活を豊かにしていく過程が丁寧に描かれていて、それが心地いいんですよね。派手な盛り上がりはないけど、じんわりと心に染みるような、そんな読後感。だから、通勤電車の中でサッと読んだり、寝る前のリラックスタイムに読んだりするのに、すごく向いている作品だと思いました。このまったり感、悪くないどころか、むしろ大好きです。
惜しかった点と、それでも推したい理由
もちろん、完璧な作品なんてなかなかありません。私個人としては、キャラクター同士の掛け合いがもう少し深掘りされていても良かったかな、と思う部分が少しありました。主人公がチートすぎて、他のキャラクターとの力関係がどうしても一方的になりがちで、そこがもう少し工夫できたら、物語に深みが増したかなと。というか、せっかく面白いサブキャラが出てきても、ちょっと出番が少ないような気もしました。
それでも、「魔力チートな魔女になりました〜創造魔法で気ままな異世界生活〜」は、私にとってすごく癒やしになった一冊でした。日常に疲れた時、何も考えずにふわっとした世界に浸りたい時、この作品は間違いなく良い選択肢になります。創造魔法で色々なものを生み出す過程は見てて楽しいし、主人公のゆる〜い生き様は、読む側の心まで軽やかにしてくれる。だから、重たいテーマや複雑な人間関係に疲れた人にこそ、手に取ってみてほしい、そんな作品です。私も、次巻が出たらたぶん買っちゃうんだろうなぁ。
最終的に、この作品は、私の中では「じわじわ効いてくるスルメ系癒やしファンタジー」という評価に落ち着きました。派手さはないけど、確かな満足感がある。そういう意味で、とても良かったです。
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