「信長の忍び」は、歴史系ギャグの金字塔なのか?

4コマ漫画

「信長の忍び」は、歴史系ギャグの金字塔なのか?本音で語るぜ!

いやー、正直ね、「信長の忍び」って名前を聞いた時、最初は「また信長か…」って思ったんですよ。歴史ものは好きだけど、信長を題材にした作品って山ほどあるじゃないですか。でも、この作品は完全に予想を裏切られましたね。4コマ漫画ってことで、軽い気持ちで読み始めたんだけど、気づいたら全巻揃えてたっていう、僕にとってはもはや定番の一冊です。

まず、何がすごいって、信長と忍びっていう組み合わせの妙。普通、忍びって言ったら影で暗躍するクールな存在ってイメージだけど、重野なおき先生の手にかかると、日ノ本統一を目指す信長に仕える「ちどり」っていう、やたらと元気でちょっとポンコツな女の子忍びになるわけですよ。彼女の突拍子もない行動や、とんでもない発言に、信長はじめ周囲の武将たちが振り回されるのが見てて飽きないんです。

ちどりの天真爛漫さに、秀吉も癒される?キャラクタートーク!

この漫画の魅力って、やっぱりキャラクターにあると思うんです。主人公のちどり、とにかく可愛いんですよね。小さくて素直で、でも戦闘能力はめちゃくちゃ高いっていうギャップがずるい。彼女が信長を慕う様子とか、おにぎりに対する執着とか、いちいちリアクションが大きくて、思わず「そこまでやるか!」ってツッコミたくなっちゃう。特に、ちどりが信長に「でっかいおにぎり!」って言うシーンは、僕の心をほっこりさせました。あと、信長本人もね、意外とツッコミ役で、ちどりの言動にいちいち反応する姿が人間味あふれてて良いんですよ。いつも厳しい顔してる信長が、ちょっと呆れたり、時には優しく見守ったりする表情を見ると、歴史上の人物が急に身近に感じられるんですよね。秀吉や光秀、家康なんかの主要な武将たちも、それぞれキャラが立ってて、ちどりと絡むことで普段見られないような一面をさらけ出すのが面白いです。

特に秀吉!彼がちどりを可愛がる様子は、もう完全に保護者目線というか、ちどりのボケに対して全力でツッコんだり、時には優しく諭したり。あの二人のやり取りは、この作品の中でも特に好きなポイントかもしれません。というか、歴史上の人物をこんなに親しみやすいキャラクターにしちゃう重野先生の手腕には脱帽ですよ。僕も歴史は好きだけど、この作品を読んでから、実際の人物像まで、ちょっとギャグフィルターがかかって見えるようになっちゃいましたからね。

信長の時代を舞台にしたギャグのテンポと破壊力

ギャグのテンポがまた絶妙なんですよね。4コマ漫画だからサクサク読めるんだけど、一つ一つのオチがしっかりしてる。歴史上のエピソードや人物の特徴をうまく織り交ぜながら、現代的な感覚でボケとツッコミを入れてくるから、歴史をよく知らない人でも楽しめるし、知ってる人なら「あ、これあの時の話か!」ってニヤリとできる。例えば、信長が新しいもの好きで、南蛮の文化に興味を示すシーンとか、逆に武将たちが現代の感覚で会議してるような描写とか、そのギャップが最高なんですよ。僕も最初は「歴史ギャグってどこまで面白くなるんだろう?」って半信半疑だったんだけど、読み進めるうちに、その心配は杞憂だと分かりました。むしろ、歴史ネタをこれだけ軽快に、しかも面白く料理できるのは、重野先生だからこそできる芸当だと思います。

個人的には、合戦の描写もね、ギャグなのに臨場感があって好きなんですよ。ちどりの身体能力を活かした戦い方も面白いし、その中にちょっとした感動的なエピソードが挟まることもある。まあ、基本はギャグなんだけど、時々見せる真面目な一面が、作品に深みを与えているというか。もちろん、全体をシリアスにするわけじゃなくて、あくまでスパイス程度なんですけどね。だから、いつでも気軽に読み返せるのが良いところ。疲れてる時にパラっと開いて、適当なページから読み始めても、ちゃんと笑えるんですよ。これは4コマ漫画の強みですよね。

正直、ここが惜しい!もう少し欲しかったこと

全体的には本当に素晴らしい作品なんだけど、正直、少しだけ惜しいなって思う部分もいくつかあります。例えば、主要キャラクター以外の武将たちの掘り下げが、もう少しあったら嬉しかったな、とか。もちろん、4コマの枠があるから難しいのは承知の上なんですけどね。特定のマイナーな武将にスポットが当たる回とか、すごく楽しみにしていたので、たまにもっと読みたかったなって思うことはありました。あと、初期の頃と比べると、少しだけギャグのパンチ力が落ち着いてきたかな、と感じる時も正直ありましたね。もちろん、それでも全然面白いんですけど、初期のブッ飛んだノリが大好きだった僕としては、ちょっとだけ物足りなく感じた時もあったかな、と。まあ、これは完全に個人的な好みなので、多くの人にとっては全く気にならない点かもしれません。

でもね、そういう細かい点を差し引いても、この「信長の忍び」は、僕の中で特別な位置を占める漫画です。歴史好きはもちろん、歴史に詳しくない人でも、気軽に笑える要素がたくさん詰まっている。何気ない日常の出来事が、信長時代の背景と絡むことで、めちゃくちゃ面白い化学反応を起こしているんですよ。特に、ギャグ漫画って、何度も読み返すと飽きちゃうことも多いんだけど、この作品は何度読み返しても新鮮な発見があるんですよね。ちどりの一言だったり、信長の意外な表情だったり、細かい部分に気づくたびに「なるほど!」って感心させられる。だから、長期連載されていても、全然ダレずに読み続けられたんだなって思います。

読み終えて感じたこと:歴史ギャグの新たな地平?

この作品を読み終えて思ったのは、歴史漫画の新しい形を提示してくれたんじゃないかな、ってことです。もちろん、シリアスで重厚な歴史漫画も素晴らしいんだけど、ここまで肩の力を抜いて、笑いながら歴史上の人物たちに親しめる作品って、意外と少ないんじゃないでしょうか。僕も、この漫画をきっかけに、今まであまり興味がなかった武将たちのエピソードを調べてみたりすることが増えました。そういう意味では、歴史への入り口としても機能してるんじゃないかな、と。それに、何より、日常にちょっとした笑いと癒しをくれる存在でしたね。

だから、もし、あなたが歴史の教科書にちょっと退屈を感じていたり、純粋に新しいギャグ漫画を探しているなら、「信長の忍び」はきっと、あなたの日常に彩りを加えてくれると思います。もちろん、最高の傑作だ!と声を大にして言うわけじゃないけど、これはこれで、一つのジャンルを確立した良作であることは間違いないですね。気軽に楽しめるけど、時々ハッとさせられるような深みも垣間見える。そんな絶妙なバランス感が、この作品を長く愛される理由なんだろうなって、僕はそう思ってます。

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