正直、最初は「またヒーローものか〜」って思ってました
いや、本当にごめんなさい。世の中にヒーロー漫画って山ほどあるじゃないですか。だから「僕のヒーローアカデミア」が連載開始した時、正直なところ「ふーん、また新しいヒーローものね」くらいの温度感だったんですよ。僕、ひねくれ者だから、王道的なものってあんまり最初から飛びつかないタイプで。
でもね、一度読み始めたらもう止まらない。あれよあれよという間に最新刊まで追いかけてしまって、今じゃ毎週ジャンプの発売日が待ち遠しいほどですよ。何がこんなに僕を惹きつけたのかって言うと、やっぱり「個性」という超常能力が当たり前の世界で、生まれつき「無個性」だった少年が、最高のヒーローを目指す物語っていうのが、もうズルいんですよね。この設定だけで、僕の心は鷲掴み…いや、いや、「心は揺さぶられました」くらいにしとこうか。だって、共感しかないじゃないですか。平凡な僕らだって、一度は「何か特別な力があったらな」って夢見たことありますから。
主人公デクの、泥臭いまでの成長曲線がアツい
主人公の緑谷出久、通称デクの成長っぷりは本当に見ていて胸が熱くなるんですよ。最初こそ、何の個性も持たない、泣き虫で頼りない少年だったのに、憧れのヒーローであるオールマイトとの出会いをきっかけに、秘められた力を受け継ぎます。でも、それがすぐに使いこなせるわけじゃない。むしろ、制御できずに自分自身を傷つけてしまう描写が続くんです。
この「泥臭さ」がたまらない。いきなり最強になるわけじゃなくて、一歩一歩、文字通り血と汗と涙を流しながら強くなっていく姿には、思わず拳を握って「頑張れデク!」って応援したくなっちゃう。彼が力を手に入れた後も、常に悩み、葛藤し、時には自分の限界に苛まれる姿は、僕らの現実と重なる部分もあって、だからこそ彼の努力がより一層輝いて見えるんですよね。僕自身も、何か壁にぶつかった時、「デクならどうする?」って考えちゃう時がありますから。彼の不屈の精神は、僕のモチベーションにも繋がってる気がする。
爆豪勝己、最初はただの嫌な奴だったのに…
そして、もう一人、この物語に欠かせないのが、デクの幼馴染であり、ライバルである爆豪勝己。正直、彼、登場した当初は「なんて嫌な奴なんだ!」って思った人がほとんどじゃないかな。僕もそうでした。「クソデク!」って罵倒したり、偉そうにふるまったり。でも、物語が進むにつれて、彼のヒーローとしての信念や、デクに対する複雑な感情が少しずつ明らかになってくるんです。
彼は単なる傲慢な不良じゃなくて、自分なりの「最高のヒーロー」像を追い求めている。そして、無個性だったはずのデクが自分を追い抜いていくことへの焦り、苛立ち、そしてどこか認められない自分への苛立ち。彼の内面が描かれるにつれて、次第に「あ、こいつ、不器用だけど、本当は熱い奴なんだな」って評価が僕の中で変わっていきました。特に、彼がデクに自分の弱さをさらけ出すシーンなんかは、思わず「お前ら、本当は最高の親友じゃんか!」って心の中で叫びましたよ。この二人の関係性の変化は、この作品の大きな魅力の一つだと僕は思ってる。
「個性」を巡るバトルの奥深さと、社会のリアルさ
「僕のヒーローアカデミア」のバトルシーンは、単なる力比べじゃないのが本当に面白い。多種多様な「個性」が登場するから、どう組み合わせるか、どう相手の個性を攻略するかの戦略性がすごく高いんですよ。特に、クラスメイトたちがそれぞれの個性を活かして協力し合う場面は、何度見ても鳥肌が立つ。脳筋バトルだけじゃなくて、頭脳と連携で強敵に立ち向かうのが、見ていてめちゃくちゃ気持ち良いんですよね。
それに、この作品が描くヒーロー社会って、単なる「正義が勝つ」世界じゃない。ヒーローが職業として確立されているが故の光と影、例えばヒーロー間の格差や、個性の濫用、そして敵(ヴィラン)側の思想まで深く掘り下げられているんです。最初はただの悪役だと思っていたヴィランたちにも、彼らなりの正義や、社会に対する不満がある。そこが描かれることで、物語に奥行きが出て、単なる勧善懲悪では語れないリアルな社会問題まで考えさせられるんです。僕としては、この社会の「闇」の部分までしっかり描いているところが、他のヒーローものとは一線を画している、と勝手に思ってます。
正直、惜しいと感じる点も、なくはない
とまあ、ここまでベタ褒めしてきた僕ですが、正直に言うと「うーん、惜しいな」って感じる部分も、なくはないんですよ。例えば、序盤のA組のクラスメイトたちの紹介ラッシュは、ちょっとキャラクターが多すぎて、誰が誰だか混乱しちゃいました。みんな個性的で魅力的なんですけど、一気にドバッと出てこられると、僕みたいな記憶力の弱い人間は「あれ、この個性の子、誰だっけ?」ってなっちゃうんです。もう少し丁寧に、何人かずつに分けて紹介してくれたら、もっとスムーズに物語に入り込めたかな、と個人的には思います。
あと、物語が長く続いているから仕方ないのかもしれないけど、正直、特定の強敵が倒されても、また新たな、もっと強い敵が出てきて…っていう展開が続くと、たまに「もういいかな」って思っちゃう瞬間も正直あります。インフレしすぎると、ちょっと飽きが来るというか、もう少し他のアプローチで物語を進めることもできたんじゃないかな、なんて。もちろん、全体のクオリティが高いから、文句は言えないんですけどね。僕のわがままです、はい。
それでも「僕のヒーローアカデミア」は、読む価値アリ!
なんだかんだ言いましたが、僕の「僕のヒーローアカデミア」に対する愛情は本物です。多少の文句はあれど、作品が放つ熱量、キャラクターたちの生き様、そして堀越耕平先生の描くダイナミックなバトルシーンは、まさに少年漫画の王道を突き進んでる。でも、その中に「無個性」という逆境からのスタートや、ヒーロー社会のリアルな側面、敵側の思想といった「捻り」が加えられているからこそ、ここまで多くの人に愛される作品になったんだと、僕は思っています。
デクが「最高のヒーロー」になるまで、そして「ワン・フォー・オール」の物語がどんな結末を迎えるのか、正直、先が気になって夜も眠れない日があるくらいです。僕自身も、デクたちの姿に励まされながら、日々の生活を頑張れてるところもあるし。まだ読んでない人がいたら、この熱い物語、ぜひ一度体験してみてほしい。きっと、あなたの中の「ヒーロー」が目を覚ますはずですよ。
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