独身おじさんの異世界ライフが刺さった話

異世界系

この「独身おじさん」、マジで共感しかなかった話

最近、異世界転生モノが多すぎて、正直どれも似たような展開になりがちじゃん? そんな中で見つけたのが「独身おじさんの異世界ライフ〜結婚しません、フリーな独身こそ最高です〜」って作品なんだけどさ。タイトルからしてもう、俺の心にズキューンときちゃったわけですよ。「結婚しません、フリーな独身こそ最高です」って、もはやこれは哲学。宣言。世の中の異世界作品が、主人公をモテモテにしたり、世界を救わせたりする中で、この潔さ。なんかこう、俺の人生の目標を代弁してくれてるみたいで、読む前から期待値爆上がりだった。

主人公は、ブラック企業で身も心もボロボロになった40代独身男性。ある日突然、異世界に転移しちゃうんだけど、そこで彼が誓うのが「もう誰のためでもなく、自分のためだけに生きる!」ってこと。まじそれな。この導入、正直泣けるレベルで刺さったね。俺も同じような境遇になったら、絶対そうするわって思ったもん。会社とか人間関係とか、そういうしがらみから解放されて、自分のためだけに生きるって、最高の贅沢じゃん?

異世界に来ても、ハーレム構築とか、魔王討伐とか、世界を救うとか、そういう面倒なことには一切興味なし。ひたすら快適な独身生活を追求する姿勢が、もう清々しいのなんのって。俺もそうありたい。というか、そういう暮らしを求めている。この時点で、世の中の異世界モノとは一線を画してるって感じがするんだよね。というか、作者のさとう先生、俺の脳内を覗いたのか?ってくらい、独身男性の夢と希望を具現化してくれてる気がする。

異世界スローライフの極致、そこに恋愛要素は一切なし

物語の中心は、主人公がチートスキルを使って異世界でどれだけ快適な独身生活を送れるか、って部分。もうね、これが本当に丁寧に描かれてて、読んでてめちゃくちゃ楽しいのよ。例えば、誰もいない場所で理想の家を建てたり、地球の食材を再現して料理しまくったり、新しい趣味を見つけて没頭したり。この辺りの描写が、読んでてめちゃくちゃ楽しい。というか、想像力が掻き立てられる。俺だったら異世界で何を作るかな、とか、どんな生活を送りたいかな、ってずっと考えちゃうんだよね。

特に良かったのが、食に対するこだわり。地球の料理を異世界素材で再現するシーンとか、思わず「それ、食べたい!」って声が出たわ。カレーライスとか、ラーメンとか、異世界で食べたらどんな味がするんだろうね。味の描写もリアルで、読みながらお腹が減るっていう、最高の飯テロ漫画でもある。というか、主人公の作る料理が、どれもこれも本当に美味しそうなんだよ。あの異世界に、出前サービスがあったら絶対利用するレベル。

そして、この作品の肝でもある「結婚しません」の部分なんだけど、これが徹底してる。周りにかわいいエルフ娘とか獣人少女とか、世話焼きお姉さんとか、いろんなタイプの女性キャラが出てくるんだけど、主人公は全員に対して完全に「保護者」か「ご近所さん」スタンス。恋愛フラグが立ちそうになっても、サラリとかわす手腕がもう職人芸。いや、むしろそこに「恋愛」という概念すら存在しないかのような振る舞い。正直、最初は「いや、いくらなんでもここまで徹底しなくても…」って思ったんだけど、それが逆に潔くて、読んでいくうちにだんだんクセになってくるんだよね。本当に結婚しないんだなっていう。俺もここまで徹底できるかなって、ちょっと尊敬しちゃった。

おじさん故の達観と、ちょっとした寂しさ

主人公の立ち位置が「おじさん」っていうのが、また良い味出してるんだよね。若い子みたいに無鉄砲に突っ走ることもなければ、やたらと悩むこともない。人生経験から来る達観した視点で、物事を冷静に、そして効率的に進めていく。これって、多分俺らが求めてる理想の大人像の一つなんだと思う。変に色気がないのも、かえって安心感があって、安心して彼のスローライフを見守れる。俺もああいう風に歳をとりたいなぁ、って思わせてくれるキャラクター造形だったよ。

ただ、個人的にはね、もう少し「おじさん」ならではの葛藤とか、過去の経験が異世界でどう活かされるのか、みたいな深掘りがあっても良かったかな、とは思う。もちろん、ストレスフリーがテーマだから余計な悩みは排除してるんだろうけど、例えばふとした瞬間に過去の社畜生活を思い出したり、独身の寂しさを一瞬感じたり、みたいな人間臭い描写があっても、作品の深みが増したんじゃないか、と。これはあくまで俺の個人的な感想だけどさ。完璧すぎる独身貴族も良いんだけど、たまには人間らしい揺らぎを見せてくれても、それはそれで良いスパイスになったかもって感じたんだ。

あと、一部のキャラクターが「主人公を振り向かせよう」みたいな動きをするんだけど、結局全部スルーされちゃうから、その子たちの努力がちょっと報われないというか、物語の進行上、少し蛇足に感じちゃう部分もあったかな。彼女たちがもっと別の形で、主人公の生活を豊かにしていくエピソードがあっても面白かった気がする。例えば、恋愛対象ではなく、友人として、あるいは仕事仲間として、もう少し深い関係性を築いていれば、そのキャラクターたちの存在意義も高まったんじゃないかなって、正直そう思ったんだ。あくまで「独身」がテーマだから、これは難しいところなのかもしれないけどね。

結局、誰にこの異世界ライフを推したいのか?

この作品、決して万人受けするタイプではないと思う。王道ファンタジーを期待してる人や、胸キュン展開を求めてる人には、正直物足りないかもしれない。派手なバトルもなければ、感動的なロマンスもない。物語が大きく動くことも、あまりないからね。だから、そういう刺激を求めてる人には「微妙」って評価になっちゃうかもね。

でもさ、日々の生活に疲れてて、とりあえず何も考えずにボーッとしたい、ひたすらストレスフリーな世界に浸りたい、っていう人にはドンピシャだと思う。現実の喧騒から逃れて、異世界でひたすら自分の欲求を満たしていく主人公の姿は、まさに現代社会のオアシス。仕事で疲れた日とか、人間関係でちょっとヘコんだ時に読むと、すごく心が軽くなるんだよね。

あと、俺みたいな「独身って最高だよな!」って思ってる人には、主人公の行動原理がマジで共感しかない。結婚とか恋愛とか、そういうしがらみから解放された自由って、本当に素晴らしいんだなって再認識させられる。家族のために頑張るのも尊いけど、自分のためだけに生きる選択もまた、素晴らしいんだと背中を押してくれるような作品だった。というか、俺の人生観を肯定してくれた気がして、個人的にはすごく満足度が高かったんだ。

だから、もしあなたが「異世界に行ったら、とりあえず自分のためだけに生きたい」って考えてるなら、一度読んでみて損はないんじゃないかな。めちゃくちゃ心を揺さぶられるとか、壮大な物語が展開されるとか、そういうのとはちょっと違うんだけど、なんだか心がフッと軽くなる、そんな読後感だったよ。肩の力が抜けるというか、良い意味で力が抜けていくような感覚。何が言いたいかっていうと、この「独身おじさんの異世界ライフ〜結婚しません、フリーな独身こそ最高です〜」は、今の社会に疲れた大人たちに、ひと時の安らぎと、ちょっとした未来へのヒントを与えてくれる、そんな作品だと俺は思ったんだ。

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