元魔法少女の「恋」への戸惑いがたまらない件
「元魔法少女のお姉さんは恋を知りたい」──いや、もうこのタイトルだけで「え、何これ、絶対読むべきじゃん!」ってなったんだよね。戦上まい子先生が描くこの作品、タイトルが全てを物語ってるというか、読み始める前から私の期待値は爆上がりだったわけ。だって、元魔法少女だよ?世界を救った最強の存在が、まさかの「恋ってどうやるの?」って、そのギャップ、ずるくない?
最強がゆえの不器用さ、それがまた愛おしい
正直、読み進めるうちに「そう来たか!」って膝を打つ場面がいくつもあったんだ。かつては世界を脅かす邪悪な存在と戦い、クールに魔法を繰り出していたであろうお姉さんが、恋愛においてはもう本当に真っ白で不器用なんだよね。好きな人からの誘いに「これは戦いのための情報収集…?」とか真剣に考えちゃったり、相手の些細な言動に一喜一憂したり。そのたびに「おいおい、魔法で解決できることじゃないんだぞ!」って心の中でツッコミ入れたくなったけど、それがまた愛おしいんだよなぁ。
戦闘では誰にも負けない強さを持っていた彼女が、恋の前ではただの普通の女の子になっちゃう。いや、普通の女の子よりずっと不器用かもしれない。でも、その不器用さが人間らしくて、なんだか共感しちゃうんだよね。私なんか、高校生の時に好きな人に話しかけるだけで心臓バクバクだったから、お姉さんの気持ち、めちゃくちゃわかる。魔法が使えても、恋の悩みは平等なんだなって。
恋の相手との距離感が絶妙なんだよ、これが
主人公のお姉さん、名前はちょっと伏せるけど(ネタバレになっちゃうしね)、彼女をそっと見守り、時にはからかうような言動をする相手役の彼もまた、すごく良いんだ。お姉さんのちょっとズレた行動を、面白がりながらも優しく受け止めるんだよ。二人の間の距離感がね、すごく丁寧に描かれていて、少しずつ縮まっていく心の距離を見ていると、思わずニヤニヤが止まらなかったもん。個人的には、あのシーンで彼がお姉さんの頭をポンと撫でたところ、本当にキュンとしたね。もうそれだけでご飯三杯いけるわってくらい。
いや、本当に二人のやり取りがね、もう微笑ましくて。応援したくなるし、自分もちょっと頑張ろうかなって気持ちになるんだよね。お姉さんが「恋って一体何なんだろう?」って真剣に悩む姿を見て、こっちまで初恋の頃の気持ちを思い出したりして、いやもう青春かよって。こんなに純粋な気持ちで恋に向き合えるのって、すごく尊いなって思ったよ。彼がどんな魔法よりもお姉さんの心を動かしていく様は、まさにファンタジー。
悪くはないけど、もうちょっと欲しかった点も…
全体的にすごく楽しめたんだけど、一つだけ、もうちょっと踏み込んでほしかったな、と思う点も正直あった。それは元魔法少女としての過去の描写だね。確かに「恋を知りたい」がメインテーマなんだけど、時折差し込まれる過去の影が、もう少し深掘りされても良かったんじゃないかなって。
例えば、彼女が魔法少女だった頃の戦友との交流とか、あるいは過去の戦いが彼女の恋愛観にどう影響しているのか、みたいな。いや、現状でも十分面白いんだけど、そのあたりの掘り下げがあれば、さらにキャラクターの奥行きが増して、より感情移入できたんじゃないかな、なんて。蛇足になる可能性もあったとは思うけど、個人的にはもう少し欲しかったかな。あと、もう少しピンチらしいピンチがあっても、お姉さんの「元最強」っぷりとのギャップで面白くなったかも、なんて考えたりもしたよ。でも、あくまで私のワガママなんだけどね。
癒やされる絵柄と、じんわり温かい読後感
戦上まい子先生の絵柄がね、すごくこの作品に合ってるんだよ。お姉さんの凛々しさとかっこよさ、そして恋に戸惑うかわいらしさ、その両方を表現できていて、いやもうさすがだなって。背景の描き込みとかも丁寧で、作品の世界観にすんなり入り込める。ファンタジー要素と日常パートのバランスも悪くなかったし、全体の空気感がすごく暖かくて読み心地が良かった。なんか、ページをめくるたびに、心が洗われるような、そんな感覚だったんだよね。
あの、なんていうか、変にドロドロした展開とかもなくて、ただただ純粋な恋の物語が展開されるから、読んでいてストレスフリーだったの。「あー、今日も癒されたー」って、読み終えるたびにホッと一息つけちゃう。そういう意味では、現代社会で疲れている人には特に刺さるんじゃないかな、って勝手に思ってる。だって、平和な世界で最強の元魔法少女が恋に悩んでるんだもん。なんか、それだけで頑張れそうな気がするじゃん?
総評:元魔法少女のお姉さんは恋を知りたい、これは買いだ!
総じて、「元魔法少女のお姉さんは恋を知りたい」は、元魔法少女という設定をうまく活かした、心温まる恋愛ファンタジーだった。最強の力を持つがゆえに、一般的な感情、特に恋愛に対して疎い主人公が、一つ一つ手探りで「恋」という感情に向き合っていく姿は、見ていて本当に応援したくなる。読後感は、胸の奥がじんわりと温かくなるような、そんな優しい気持ちになれる作品だったね。
もし、あなたが日常にちょっと疲れていたり、純粋な恋愛物語に飢えているなら、この作品はぜひチェックしてみるべきだと思う。いや、マジで。肩の力を抜いて、お姉さんの恋を一緒に応援してみてほしい。きっと、あなたの心にも小さな魔法がかかるはずだから。私も、次に新刊が出たら絶対買う!って決めてる。というか、今すぐ続きが読みたいんですけど!?戦上先生、お願いします!
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